奥日光の小田代原で草紅葉見頃 秋色に染まる早朝の湿原

男体山から差し込む朝日に輝く草紅葉=3日午前6時半、日光市中宮祠

 栃木県奥日光の小田代原で草紅葉(くさもみじ)が見頃を迎え、湿原を秋色に染め上げている。

 県日光自然博物館によると、色づき始めは9月中旬からで、現在はヤマアワやノガリヤスなどが紅葉。今後、ホザキシモツケも深紅になり、鮮やかさが増していくという。

 県内各地で今季最低気温を更新した3日は、未明から写真愛好家らが訪れ、男体山から差し込む朝日で輝く湿原を熱心に撮影していた。千葉県船橋市夏見6丁目、無職松崎忍(まつざきしのぶ)さん(77)は「晴れて良かった。朝焼けや朝もやとの共演も狙ってまた来たい」と話していた。草紅葉は今月中旬ごろまで楽しめる。

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