バドミントン世界王者は京都の73歳 「シニアの星」1日6キロ走る体力

金と銅のメダルを首にかけ、笑顔を見せる山本さん(宮津市役所)

 韓国の全州市で開かれた「第11回世界シニアバドミントン選手権大会」(9月11~17日)の70歳男子ダブルスで優勝した山本清二さん(73)=京都府宮津市滝馬=が9月28日、同市役所を訪れ、熱戦を振り返った。

 60歳で世界大会に初挑戦した山本さんは、出場3回目で初めて頂点に立った。市役所では「接戦が続く中、勝ちきることができた」と話し、城﨑雅文市長から「山本さんは宮津のシニア世代の星。みんなに元気を与えた」とねぎらいを受けた。大会では70歳男子シングルスでも3位に輝いている。

 山本さんは宮津高(現・宮津天橋高)に入学後、創部間もなかったバドミントン部に入部。卒業後は宮津市役所に勤めながら、社会人がプレーする地域クラブを立ち上げ、長年プレーを続けてきた。

 現在も週3回の練習を続け、大会前には1日6キロ走るなど体力づくりに励んでおり、25年に開かれる次回大会の出場にも意欲をのぞかせた。

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