古都・奈良で「世界遺産の夜間参拝」、秋夜に特別な時間を

古都・奈良の秋夜を味わう『秋夜の奈良旅2023』が11月3日から25日までの間、毎週金・土曜日に開催される。

薬師寺 玄奘塔と大唐西域壁画殿(写真提供:奈良市観光協会)※写真はイメージ

2022年は春日大社、興福寺、元興寺の3社寺でおこなわれた同イベント。4回目となる今年は「古都奈良の文化財」世界遺産登録25周年を記念し、東大寺、唐招提寺、薬師寺も加わった6社寺でおこなわれる。

なかでも「東大寺」では、世界最大級の木造建築物である国宝・大仏殿の大仏さまを拝観することができ、静寂に包まれた特別な雰囲気を味わうことができる。そのほか「薬師寺」では、玄奘三蔵院伽藍の夜間参拝に加え、玄奘三蔵の旅路を描いた平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」も公開される。

また創建時の姿を残す国宝・金堂を参拝できる「唐招提寺」では、夜の拝観が年に数回しかおこなわれないため、今回が貴重な機会となっている。ほかにも若草山山頂で夕景や夜景を見れる「夜景鑑賞バス」も、期間中毎週土曜日に運行。新日本三大夜景に登録された展望を堪能できる。

開催期間は11月3日~25日、毎週金・土曜日に実施されるが、社寺によっては土曜日のみ開催のところもある。詳細は公式サイトにて。

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