静岡のご当地パンとして人気の「のっぽパン」。このパンを製造する沼津市の工場敷地内に、10月3日から直売所がオープンしました。さらに、オープンを記念したご当地食材を入れた新商品も登場!その気になる食材とは…!?
県内で長らく愛されている「のっぽパン」。独特の細長い形が特徴で、長さ34cmのパンに、ミルククリームなど様々な食材がサンドされた、静岡のソウルフードです。
「のっぽパン」は、これまで、スーパーの他に毎月2回、沼津市のバンデロール本社工場敷地内で直売市が開催され、多くの人で賑わっていました。その影響の大きさから、3日、本社工場敷地内に常設の直売所がオープンしました。
(勝俣 宜彦 記者)
「こちらの売り場では、のっぽパンの全種類、およそ20種類が用意されているという事です」
店内には「のっぽパン」の他に、製造過程で出てしまう型崩れや、焼きむらがある洋菓子が、スーパーの卸価格から2~3割安く購入できます。
開店から20分前にもかかわらず、早くも行列が…客のお目当ては…?
(客)
「SNSで見たのがおでんのコラボと書いてあったので、それが食べたい」
「おでん」の のっぽパン!?
なんと今回、オープンを記念した目玉商品として、静岡のご当地グルメの王様、静岡おでんをパンに挟んだ商品を開発したと言います。
(バンデロール 野田 歩 品質管理部長)
「以前から静岡のご当地のグルメ、例えば富士宮やきぞばや黒はんぺんなどをサンドイッチでやっていたが、今回おでんに挑戦しようと開発した」
使用している「おでん」は、惣菜で有名な天神屋の「おでん」。「黒はんぺん」や「たまご」さらには「大根」など、9種類の具が、長さ34センチのパンにはさまれています!これだけの具材を使ったのっぽパン、開発も大変だったようで…
(バンデロール 野田 歩 品質管理部長)
「おでんはどうしても、だしがあるのでビチャビチャする、パンにビチャビチャの物を挟むと、食べられなくなてしまうので、おでんの美味しいだしを煮凝りのように固めることによって、サンドイッチとして食べやすくなるように工夫した」
その、気になるお味は…
(客)
「ジューシーです、美味しい」「おでんに合います、のっぽパンと、だしがすごい」「ちゃんとおでんの味がしっかりしてます」
長さ34センチのパンの中に、会社の夢と希望を挟んだのっぽパン。客に好評だった「しぞーかおでん」の のっぽパンは、一日20本限定でバンデロール本社敷地内直売所のみで販売されます。