火事で飼い犬22匹焼死、6匹救出

新界打鼓嶺で9月28日午後、飼い犬22匹が焼死する火事が起きた。香港メディアによると、現場は元リサイクル場の倉庫だった建物で、責任者の男性がその中で犬28匹を飼っていたという。事件当日は倉庫内にあるエアコンの効いた別の部屋で犬たちは過ごしていたそうだが、13時ごろに部屋のドア近くに置いてあった冷蔵庫の後ろから煙が上がり出火した。男性はホースで消火しようとしたが炎は収まらず、貴重品を持って門を開け、犬たちに逃げるよう促して通報。駆けつけた消防隊がほどなく鎮火したものの倉庫はひどく燃えており、犬22匹の死骸が見つかった。火事の原因は電気機器からの出火と見られている。救出された6匹は検査したところ健康状態は良好とのこと。男性は以前元朗でリサイクル場を経営していて、その間に多くの野良犬を保護しており、数年前に廃業した後はこの倉庫に引っ越して飼育していたそうだが、この火災により男性は今後は犬の面倒を見られないことから引き取り手が見つかることを望んでいるという。

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