体操の世界選手権第3日は10月2日、ベルギーのアントワープで女子予選が行われ、福井県勢の宮田笙子(鯖江高校出身、順天堂大学)、深沢こころ(同、筑波大学)がメンバーの日本は、団体総合で4種目合計158.497点の8位で4日(日本時間5日)の決勝に進み、昨年大会3位以内の米国、英国、カナダを除いた上位9チームに与えられる来夏のパリ五輪出場権を獲得した。
日本は宮田、深沢のほか、岸里奈(戸田市SC)、芦川うらら(日本体育大学)、畠田千愛(セントラルスポーツ)が出場。段違い平行棒や平均台でミスが出たが、宮田が2種目でチームトップの点数を獲得するなどして踏ん張り、5大会連続の五輪出場を決めた。
宮田は「後半種目は少しミスが出たが、周りがカバーしてくれたおかげで五輪切符を取れた。決勝は楽しく演技をしてメダルを狙っていきたい」とし、深沢は「決勝は予選でミスが出たところを修正して日本チームを盛り上げ、最後まで諦めずに演技をやりきりたい」とコメントした。
宮田は個人種目別の跳馬でも決勝に進んだ。