鹿児島国体、天皇杯10位台狙う 福井県選手団が壮行式 30競技に監督・選手390人

福井県選手団の団旗を杉本知事(手前左)から受け取る旗手の明場選手(同右)=9月28日、福井県福井市の県営体育館

 国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」に出場する福井県選手団の壮行式が9月28日、福井市の県営体育館で開かれた。天皇杯(男女総合成績)10位台を目標に、選手、監督らが飛躍を誓った。

 国体は10月7日から本会期が始まり、福井県は30競技に監督・選手390人が挑む。会期前にはローイング(旧ボート競技)、ビーチバレーボール、体操(トランポリン、新体操含む)、レスリング、ゴルフが行われ、お家芸のローイングが186点、体操が83点を挙げる活躍を見せた。ここまでの男女総合成績は376点で11位と健闘している。

 この日の壮行式は選手、監督256人を含む約300人が出席。7日の総合開会式で旗手を務めるテニス少年女子の明場凛選手(仁愛女高)に、団長の杉本達治知事が団旗を手渡した。杉本知事は、国体予選となる北信越国体で、5県中最高の25競技63種別で本国体出場を決めたことに触れ「目標の10位台に向け、予選の勢いをそのまま発揮し、素晴らしい結果をつかみ取っていただきたい」と激励した。

 選手を代表してホッケー成年女子の黒田友貴・選手兼監督(福井村田製作所)が「選手一人一人が代表としての自覚を持ち、威風堂々と全力で戦いたい」と決意を述べた。最後は選手団副団長の豊北欽一・県教育長のガンバロー三唱で士気を高めた。

 総合開会式は鹿児島市の白波スタジアムで開かれ、17日まで熱戦を展開。同日、総合閉会式が行われる。

© 株式会社福井新聞社