大豆の搾りかすが用水路に流出、汚水臭漂う 丹波篠山 油揚げ製造工場の排水処理施設、原因は不明

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 兵庫県丹波篠山市は3日、同市大山新の大豆加工食品製造「京都庵」篠山工場の排水処理施設から、同工場に隣接する農業用水路に大豆の搾りかすが流出したと発表した。白濁したが、魚の死骸などは見つかっておらず、農地への汚水流入はなかった。

 同日午前7時半ごろ、用水路に汚水が漏れ出ているのを市職員が発見。丹波県民局環境課と市が合同で立ち入り調査した。工場は油揚げの製造工場で、コンクリート擁壁の隙間から汚水が漏れ出ていたが、漏水の原因は不明。汚水の影響で、周辺には汚水臭が漂っているという。市と県は工場へ再発防止策の報告などを指示した。

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