女性にわいせつ行為、防衛事務官を処分…駅エスカレーターで抑えられぬ衝動、さらに盗撮も 性的関係を求められた元同僚は不快に

航空自衛隊・入間基地

 航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)は2日、痴漢やセクハラなどを行ったとして、第3補給処の30代の男性防衛事務官を停職8カ月の懲戒処分にした。また釣り銭口に置き忘れてあった現金を盗んだとして、第2輸送航空隊整備群修理隊の20代の男性1等空士を停職30日の懲戒処分にした。

 基地によると男性防衛事務官は2022年3月26日、西武線所沢駅のエスカレーターで女性の体を触ったとされるほか21年12月6日、同駅エスカレーターで、女性の下半身にスマートフォンを差し向け、撮影したとされる。また同6月18日には元同僚女性隊員に対し、性的な関係を求めるメッセージを交流サイト(SNS)で送信し、不快にさせたとされる。男性防衛事務官は「知らない女性に触りたいという欲求が湧き上がった」「盗撮しようという衝動に駆られた」などと話している。

 男性1等空士は22年12月10日、狭山市内のガソリンスタンドで、精算機の釣り銭口に置き忘れてあった現金6千円を盗んだとされる。男性1等空士は「ガソリン代が浮くと思い、衝動的に窃取した」と話している。

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