エンゼルス・ミナシアンGM ネビン監督解任の決断について説明

日本時間10月4日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMはZoomを通して会見を行い、フィル・ネビン監督を解任した決断について説明した。ミナシアンGMによると、先週末にアート・モレノ・オーナーとの話し合いを行い、ネビン監督の来季オプションを行使しないことが決定されたという。「厳しい決断だったが、必要なことだと感じている」とミナシアンGM。「期待に応える結果を残せなかったとき、変化が必要だ。彼だけが悪いわけではない」とネビン監督をかばいつつも、変化の必要性を強調した。

ミナシアンGMによると、監督解任の決断が下されたばかりのため、まだ具体的な監督候補の名前に言及する段階には至っていないという。現在はコーチングスタッフ、トレーニングスタッフ、フロントオフィスのメンバーを分析・評価している段階であり、チームを去ることが決まったのはネビン監督だけ。球団内部の監督候補としては、ベンジー・ギル一塁ベースコーチやレイ・モンゴメリー・ベンチコーチの名前が挙がっているとみられる。

2000年からマイク・ソーシア監督が19シーズンにわたる長期政権を築いたエンゼルスだが、ソーシアの後任となったブラッド・オースマスをわずか1年で解任すると、名将ジョー・マドンも2年半でチームを追われた。ネビンも1年半でチームを去ることになり、次の監督は大谷翔平がエンゼルスに加入した2018年以降で5人目の監督ということになる。ただし、ミナシアンGMは「(エンゼルスの監督は)人々が憧れ、その機会を得られることを喜ぶ仕事だと思う」と監督交代の多さが新監督探しに悪影響を及ぼすことはないと考えているようだ。

また、大谷がFAでチームを去る可能性があるなか、ミナシアンGMは大谷との再契約を今オフの最優先課題に挙げ、「再建」に着手する可能性を否定した。「(モレノ・オーナーは)誰よりも『いいチームを作りたい』というモチベーションを持っていると思う。今季もチームに大きな投資をしてくれた。オーナーシップは勝利に強い意欲を持っており、常にチームに投資してくれている」とミナシアンGM。エンゼルスは新監督のもとで、来季もプレーオフ進出を目指して戦うことになりそうだ。

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