プロレスラーの蝶野正洋さんの講演会が9月30日、長崎市魚の町の市民会館であり、「パートナーと鳴らそう!家庭と仕事の両立ゴング」をテーマに夫婦間のパートナーシップのあり方などについて話した。
蝶野さんはプロレスの2対2のタッグマッチを例に挙げ「攻める時、攻められている時にそれぞれ役割がある。(家庭でも)パートナーと上手に役割分担することが大事」と指摘。「うちの家庭では妻がリーダー」と述べ、子どもを含めそれぞれの立場で助け合うことや意見をぶつけ合うことの大切さを説いた。
腰の手術を受け、現在リハビリに励む蝶野さんは健康の重要性も強調。「自分の管理ができていると、隣にいる人のこともしっかり見ることができる。妻とパートナーシップを組めるような健康を取り戻すことが今の目標」と話した。
講演会に先立ち、報道陣から夫婦円満の秘訣(ひけつ)について問われ「妻から一方的に言われても、一度のみ込んで聞くようにしている。リングの上では好き勝手にやっていたが、家庭ではサンドバッグのように受けている」と笑いを誘った。
講演会は男女共同参画を啓発する同市の「アマランスフェスタ」の一環。性別を問わず誰もが働きやすい職場環境づくりに取り組む「男女イキイキ企業」の表彰もあった。
「夫婦間で役割分担を」プロレスラー蝶野さん講演 長崎
- Published
- 2023/10/04 11:00 (JST)
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