関東はきょう(水)午後も空気ひんやり 沖縄・先島諸島は高波警戒

 きょう(水)午後も、東日本を中心にぐずついた天気が続き、気温が上がりにくい見込み。大型で非常に強い台風14号が接近している先島諸島は、あす5日(木)にかけて高波に警戒すると共に、強風に十分な注意が必要だ。また、北日本や北陸は今夜以降、天気が下り坂で、あす(木)は日本海側を中心に雨の強まるおそれがある。北日本はその後、7日(土)ごろにかけても、風の強い状態が続く見通し。

肌寒い所も

 前線や湿った空気の影響で、東北南部や東日本、九州南部で雨が降っている。午後は雨の範囲が狭まる傾向だが、関東はきょういっぱい傘を持っていた方が安心だ。東北南部や東日本はこの後も気温が上がりにくいので、外出する際は服装に気を付けたい。一方、北海道や西日本は晴れ間があり、西日本は暑いくらいの所もある見込み。沖縄の先島諸島は、引き続きうねりを伴った高波、強風、急な強い雨に警戒・注意が必要だ。

北は荒れる

 あす(木)は、低気圧や前線が北・東日本を通過する見込み。低気圧が発達する影響で、北日本の日本海側や北陸で風や雨が強まり、6日(金)にかけて大雨となるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要となる。

 あす(木)の太平洋側は、きょうよりしっかり晴れる所が多い見込み。ただ、午後は乾いた北風が肌に当たると、実際の気温の数値より低めに感じられるかもしれない。朝と帰りの時間帯で、体感がけっこう異なると思われるので、引き続き服装に気を遣うようにしておきたい。

連休中の天気

 北日本の日本海側は、7日(土)も寒気の影響で天気が変わりやすいが、太平洋側は秋晴れの所が多い見込み。ただし、西日本は湿った空気の影響で、九州で土曜日の夜から雨の範囲が広がりそうだ。8日(日)は西日本~東海まで雨となり、沿岸で雨脚の強まる所がある見通し。9日(月・祝)にかけても、太平洋側を中心にすっきりしない天気が続きそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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