「継続することが大難を小難にする」フェリー会社が海上事故の訓練 転落や火災を想定して実施

尾道市で、地元フェリー会社が海上事故を想定した訓練を行いました。

訓練は尾道市の生口島の沖合で行われました。

船長
「海中転落者発見。総員部署につけ」

漁船から釣り人が転落した想定で、海に浮かぶ人へフェリーを近づけ、船員たちが浮き具を投げて助けました。訓練に参加した高校生らも体験しました。

また、船内に積まれた軽トラから火が起きた想定の訓練も実施しました。船員たちは火に見立てた発煙筒へ向け、消火器やホースを使って消火にあたりました。

三光汽船 香川一紀社長
「訓練は毎年することによって、着実に身につく。継続してすることが、大難を小難にということになる」

尾道海上保安部によりますと、管内では過去10年で旅客船から人が落ちた事故が2件あったということです。

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