CLドルトムント戦に臨むミラン指揮官が敵地警戒 「彼らはここ2年ほどCLではホームで負けていない」

[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦にどのような姿勢で臨むつもりか語った。クラブ公式サイトが伝えている。

1-5で大敗したインテルとのミラノ・ダービーで一度連勝がストップしたものの、1-1のドローで終えたCLグループステージ第1節のニューカッスル戦を経て、リーグ戦3連勝と立て直したミラン。4日にはCLグループステージ第2節でドルトムントと対戦する。

前日記者会見に臨んだピオリ監督は自らのチームが少しずつ経験値を積み上げてきていることを評価。8シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)に出場し、グループステージを1勝1分け4敗の最下位で終えた2021-22シーズンと比較した。

「最近のリーグ戦での勝利は我々に自信を与えてくれたが、今は明日が全てだ。2年前、(アウェイのリバプール戦で)アンフィールドでプレーしたとき、我々は少し怖がっていたかもしれない。しかし、経験してきたようなヨーロッパの舞台での旅を経て、このような大会や雰囲気の中でも戦えるようになった」

「正しいメンタリティでプレーし、勝つために全力を尽くす必要がある。グループステージにおいて重要な試合だが、明日の結果に関わらずまだまだ先は長い。決定的な試合とはならないだろうが、それでも結果は間違いなく重要だ」

一方、ピオリ監督はホームのジグナル・イドゥナ・パルクで強さを見せているドルトムントを警戒。この一戦のために調整を重ねてきたことを明かした。

「彼らはここ2年ほど、チャンピオンズリーグではホームで負けていない。ドルトムントは攻撃的なサッカーをしている。スピードがあり、クオリティも高い。我々がスペースを使って攻め、さまざまな瞬間で試合をコントロールするためには十分な知性が必要だ」

「ドルトムントはホームの素晴らしいサポートに支えられている。我々は明日の夕方に可能な限り最高の状態になるよう、トレーニング中に細かい点について話し合ってきた」

選手個人にも言及したピオリ監督。フランス代表DFテオ・エルナンデスやアメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチに名指しで期待を寄せ、中盤の人選についても述べた。

「テオはよくやっている。彼はスペースを見つけて、適切なタイミングで前に出ていく必要があるだろう。プリシッチはこの大会で50試合目の出場になる。彼は経験豊富で才能のある男だ」

「中盤のベースとなる選手たちはビルドアッププレーが必要とされるが、守備面では堅固さをもたらしてくれる。ボックス内に侵入していけるか、ポゼッションを維持できるかなど、高い位置のミッドフィールダーに何を求めるかによって誰を先発させるかが決まるだろう」

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