園児に給食を強要するなど52件 認定こども園での「不適切保育」問題で新たな対策を発表

三重県桑名市の認定こども園で多数の不適切保育があった問題をうけて、市が対策を発表しました。

この問題は、桑名市の社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」で、保育士が園児に給食を強要したり、園児の足を持って引きずったりするなど、52件の不適切保育が確認されたものです。

桑名市は10月4日、原因や再発防止策をまとめた第三者委員会の報告書をもとに対策を発表し、今後は保育士を増員する園に補助金を給付し、労働環境の改善を図る考えを明らかにしました。

また、不適切保育に関する情報提供があった場合、すぐに対応できるよう10月末までにマニュアルを作るとしています。

伊藤徳宇市長は「よりよい子育て環境を作っていきたい」と述べました。

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