「Z世代」の岩手へ就職、定着後押し 県が「想職活動」サイト開設

 SNSを多用する若者に県内企業を紹介するサイト「みんなの想職活動 in IWATE」

 岩手県は、若者のU・Iターンや定住につなげようと大学生向けサイト「みんなの想職(そうしょく)活動 in IWATE」を開設した。県内企業で働く様子を社員の人柄を交えて紹介。交流サイト(SNS)で情報収集する「Z世代」を意識した内容で、岩手の暮らしを思い描いてもらい、就職や定着を後押しする。

 想職は、就職がゴールではなく、私生活や生き方を含めて、仕事をしている自分を想像するという意味を込めた造語。県が2020年に立ち上げた就職情報サイト「シゴトバクラシバいわて」と連動し、スマートフォンを使いこなす若者向けにX(旧ツイッター)やインスタグラムなど6種類のSNSに投稿する。

 サイトは▽こんな仕事があるのか岩手▽あつまれ!熱血技術者▽新人の大いなる失敗▽部活と仕事―の4テーマで、ユーモアを交えて社員のリアルな日々を伝える。内容は毎月更新する。事業費は1700万円。

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