生活協同組合コープこうべ 不採算などで「営業終了候補」7店のうち、4店舗を閉店へ 来年1~3月

来年1月25日の閉店が決まった「コープミニ荒田」=4日午後、神戸市兵庫区荒田町3

 生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)は4日、不採算などを理由に2023年度の「営業終了候補店」としていた7店のうち、コープつかしん(兵庫県尼崎市)など4店舗を閉店すると発表した。将来にわたり収支改善が難しいと判断した。

 来年1月18日にコープつかしん、同25日にコープミニ荒田(神戸市兵庫区)、2月8日にコープミニ山田(大阪府吹田市)、3月7日にコープ東加古川(同県加古川市)を閉じる。一方、候補店だったいずれもコープミニの猪名川南(同県猪名川町)、大谷(同県西宮市)、月が丘(神戸市西区)の各店は営業を継続する。

 同生協は今年初め、赤字幅や設備の老朽化から同候補店を選定。組合員に周知して利用を促し、店側もコスト削減などに努めた。各店とも利用は伸びたが、将来性も踏まえ、9月の理事会で閉じる店を決めた。

 同生協は「多くの利用や激励をいただいたが、期待に添えず申し訳ない」としている。閉じる店のうち東加古川は自己所有物件だが、今後の用途は未定という。(広岡磨璃)

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