全国「街の魅力度ランキング2023」、関西エリアが上位に

不動産会社「大東建託」(代表:竹内啓)が10月4日、『街の魅力度ランキング 2023<都道府県版>』を発表。トップ10に関西エリアが多数ランクインした。

京都府のシンボル「京都タワー」

20歳以上の男女18万5549名を対象に集計され、同社では過去最大級の調査となった今回のランキング。実際に住んでいる人たちが、住んでいる街にどれくらい満足しているか、また住んでいない人たちに地域の魅力がどれ程伝わっているかを基準に、両者の評価の平均を元に算出したという。

今回のランキングでは、福岡県が2年連続で1位を獲得。居住者からは「行政サービス」や「物価家賃」で、非居住者からは「食べ物がおいしい」「住みやすそう」などの理由があがった。

関西からは、京都府が3位(昨年4位)、兵庫県が4位(昨年2位)にランクイン。京都は居住者順位では10位となった一方、メディアの影響もあってか「観光に訪れたいと思う」「歴史的建造物・文化財が多い」という理由から非居住者順位で1位に。

反対に兵庫は、非居住者順位は10位だが居住者順位が1位。芦屋や夙川といった日本屈指の高級住宅街を有するほか、子育てしやすい街づくりで知られる明石市があること、豊かな自然と繁華街の両方へのアクセスが良いことなど住人の満足度が高いようで、2年連続で首位となった。

ランキングトップ10は以下の通り。1位・福岡県、2位・神奈川県、3位・京都府、4位・兵庫県、5位・東京都、6位・沖縄県、7位・奈良県、8位・大阪府、9位・長野県、10位・北海道。なお、街の魅力を発信することを目的としているため、ランキングは41位までの発表となっている。

© 株式会社京阪神エルマガジン社