外務省は4日、韓国との外務次官級の「戦略対話」を5日にソウルで開くと発表した。元徴用工訴訟問題などで対立が続いた日韓関係の改善を受け、2014年10月以来9年ぶりの開催となる。関係強化や北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り協議。韓国が議長国を務める日中韓首脳会談の早期実現への協力も確認する。
戦略対話は、関係正常化に合意した3月の岸田文雄首相と尹錫悦大統領との会談で、早期再開で一致していた。
日本から岡野正敬外務事務次官、韓国から張虎鎮外務第1次官が出席する。小林麻紀外務報道官は4日の記者会見で「戦略的な観点から有意義な意見交換が行われると期待している」と述べた。
