航行中に浸水のタンカー 清水港にえい航完了 事故原因の調査続く=清水海上保安部

10月1日夜、静岡県の石廊埼灯台から20kmほどの海上で浸水した薬剤などを運ぶタンカーが事故から3日経った4日午後、清水港に着岸しました。

清水港に着岸したのは、化学物質を運ぶケミカルタンカー「藤和丸」(499トン)です。清水海上保安部によりますと、千葉県の袖ヶ浦港から山口県の宇部港に向かっていた藤和丸は10月1日午後7時頃、タンカーの船長から「浸水している」と118番通報があり、石廊埼灯台から約20kmほどの海上で浸水しているのが発見されました。乗組員6人は、通報から約2時間後に全員無事救助され、けが人はいないということです。浸水時、積み荷はありませんでした。

清水海上保安部が燃料などが流出しないように措置をした上で、3日午前からタンカーのえい航を始め、4日午後1時半頃、清水港に無事着岸しました。

浸水した原因については、現在も調査中で、判明していないということです。

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