畳とフローリング、猫にとってのメリット&デメリット 猫にやさしいのはどっち?

1.畳のメリット

自然素材のイ草でできている畳は、通気性もよく適度な硬さがあって、座ったり寝転ぶと気持ちいいですよね。猫も同じなのでしょう。畳の上で寝ることを好む猫も多いです。

室内飼いの猫は自然と触れ合う機会がほとんどありませんが、畳なら自然の中にいる気分になれるかもしれません。フローリングより柔らかいので、足腰の負担も軽減できるでしょう。

畳は猫が爪とぎをしやすい場所なので、すぐにボロボロになりますが、フローリングと違って1枚ごとに剝がせるため、傷んだらその1枚だけ交換が可能です。

2.畳のデメリット

畳はフローリングより柔らかい分、猫にとっては爪とぎがしやすい場所です。爪が適度に引っかかるので、好んで爪とぎをする猫も多いかもしれませんね。

爪とぎしやすいということは、それだけボロボロになるのが早いということ。交換できるといっても、費用のかかることなので頻繁に交換するわけにもいきませんね。

粗相や嘔吐をした際には「畳の目に汚れが入り込んでしまうので掃除しにくい」というデメリットもあります。また、畳の上で猫が走ったりジャンプすることで、次第に毛羽立ち、見た目も感触も悪くなってきます。

3.フローリングのメリット

猫を飼っていると、どうしても部屋が汚れやすくなります。しかしフローリングならサッと簡単に拭き取ることができ、猫の粗相や嘔吐なども比較的掃除がしやすいといえるでしょう。

夏場になるとフローリングの床でヘソ天で寝ている猫も多いと思います。フローリングの床はひんやりしていて暑い時は涼しく過ごせるようです。

4.フローリングのデメリット

フローリングの表面はつるつるしているので猫が爪をとぐことは少ないでしょうが、傷がついてしまったら、修理が大変です。畳のように1枚ずつ交換するわけにはいきません。

滑りやすいので、猫が走り回った際に転倒してケガをしやすくなります。フローリングの硬さは、関節に負担もかかります。

また、冬場はフローリングの床は冷えます。体が小さく、床に近いところで生活している猫には寒すぎるかもしれません。

まとめ

結局のところ、猫はフローリングと畳、どちらが好きなのでしょうか。畳とフローリング両方ある家の場合、どちらかだけにいるということはなく、気温やその日の気分で寝る場所を変えているかもしれませんね。

それぞれにメリット、デメリットもあり、猫によっては好みもあるでしょう。どちらがよりよいと決めるのは難しそうです。

畳にしろフローリングにしろ、いつも清潔にし、猫が心地よく過ごせるようにしてあげたいですね。

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