ローマが新たなメインスポンサーとの契約に近づいているようだ。
ローマは2021年7月にアメリカ『Zytara Labs』とのメイングローバルパートナー契約を締結。『digitalBits Foundation』とのコラボレーションを含めた契約は3年間となり、スポンサー料の総額は3600万ユーロ(約56億3000万円)となっていた。
しかし、インテルのメインスポンサーでもあった同社は、今年に入ってスポンサー料の未払いなど多くの問題を抱えていることが判明。ローマとの契約においては大きな問題はなかったと言われているが、クラブは昨シーズンの最終盤に『digitalBits』のスポンサーロゴを外し、『SPQR(元老院とローマの市民との意)』のロゴを代わりに胸にプリントしていた。
今シーズンもここまで『SPQR』のロゴを胸に刻んでプレーしてきたが、この度『Zytara Labs』に代わる新たなメインスポンサーとの契約に近づいているという。
イタリア『Il Messaggero』によると、ローマはサウジアラビアの航空会社『Riyadh Air』と交渉中で、合意に近づいているとのことだ。
なお、『Riyadh Air』は今年3月に設立されたばかりで、まだ本格的な運営には至っていない。ただ、リヤドのキング・ハーリド国際空港を運航拠点とする同航空会社は、収益の点で中東最大の航空会社になることを計画している。
今回の特別なスポンサーシップのアイデアは、個人的に交渉に携わっているローマのチーフ・コマーシャル&ブランド・オフィサーのマイケル・ウェンデル氏から出たもので、同氏は『American Airlines』や『Turkish Airlines』といった他の大手航空会社との交渉を取り持つ責任者でもあった。