「誇りを持って身に着けているバッジへの愛は揺るがない」、オシムヘンが物議醸したクラブSNS投稿を巡って声明

[写真:Getty Images]

物議を醸したクラブのSNS投稿を巡るナポリとナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの問題は無事に解決したようだ。

オシムヘンは1日、自身の公式SNSを通じて一連の問題に関する声明を発表。一部で報じられた法的措置を講じる可能性を否定すると共に、クラブへの愛情を改めて語っている。

「2020年にナポリに来ることは僕にとって素晴らしい決断だった。ナポリの人々は僕にたくさんの愛と優しさを示してくれた。だから、僕らの間にいかなる人も入ることを許さない」

「ナポリの人々の情熱が僕の心に火を与え、常に心と魂を尽くしてプレーしている。そして、自分が誇りを持って身に着けているバッジへの愛は揺るがない」

「ナポリに対する告発は虚偽だ。僕にはナポリ人の友人がたくさんいて、家族や日常生活の一部になっているんだ。もちろん、ナイジェリアの人々と僕をサポートし、手を差し伸べる声を率先してくれたみんなに感謝するよ」

「いつも感謝している。団結、尊重、理解をサポートしよう。フォルツァ、ナポリ! センプレ」

昨シーズンのセリエA優勝に大きく貢献し、押しも押されもせぬパルテノペイのエースに君臨するオシムヘン。だが、先日に行われたボローニャ戦の試合後にはTikTokのクラブ公式アカウントが主審にPKを求め、それを外したオシムヘンの一部始終を嘲笑する動画をアップ。すぐに当該投稿は削除されたが、物議を醸す結果となった。

これに対して、オシムヘンの代理人であるロベルト・カレンダ氏が自身のSNSを通じてナポリに抗議。法的措置もちらつかせた。

一方、ナポリはこの件に関して「このクラブの宝であるビクター・オシムヘンを決して怒らせたり嘲笑する意図はなかった」との声明を発表。釈明を行ったものの、謝罪には至らなかったことで、今後の両者の関係が危ぶまれていた。

そして、今冬のチェルシー、アル・ヒラルへの移籍の可能性も取り沙汰されていたが、オシムヘン自身は騒動後の2試合でいずれもゴールを記録し、チームも連勝。加えて、今回の公式声明発表によって両者の関係は無事修復された模様だ。

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