ACL大勝の浦和スコルジャ監督、6得点無失点に満足感「GSでは得失点差も重要」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が、ハノイFC(ベトナム)戦の大勝を振り返った。

浦和レッズは4日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のグループJ第2節で埼玉スタジアム2○○2にハノイを迎え、6-0で勝利を収めた。

9分にセットプレーから試合を動かすと、19分にはアレクサンダー・ショルツのPKでリードを広げ、37分には髙橋利樹が追加点を奪取。後半に入っても関根貴大、ホセ・カンテが得点を重ね、この試合で浦和デビューを飾ったエカニット・パンヤにもゴールが生まれた。

試合を振り返ったスコルジャ監督は「グループステージが終われば、得失点差が重要になってくるかもしれません」と、今後を見据えての大量点に満足感を示した。

「今日の試合の結果、そして得点を嬉しく思います。グループステージが終わったところで得失点差が重要になってくるかもしれません」

「やることに集中して、勝利を目指して戦うことができたと思います。立ち上がり、開始20分で2-0とすることができたのもよかったと思いますけれど、その後相手にボールを持たれてチャンスを作られて、(西川)周作が活躍せざるを得ないという状況もありました」

前半リードを広げてからは自陣で構える展開が続いた浦和だったが、意図したものではなかったとのこと。実際、守護神の好セーブに助けられるシーンも目立った。

スコルジャ監督は後半の頭から岩尾憲に代えて柴戸海を投入し、前線からのプレッシングを活性化。ショートカウンターからも好機を作るなど、指揮官は狙いを体現した選手を称えた。

「前半20分を過ぎたあたりから、相手が浦和陣内でフリーでプレーする状況が続いたので、それを避けようとしました。つまり、よりアグレッシブなプレスを掛けるということですが、いい仕事をしてくれたと思います」

また、「ベストストライカーであるホセが本日はプレーしたので、その力もありましたし、セットプレーから点を取れたのもよかったと思います」と、CKから複数得点を奪ったことも評価。無失点でゲームを進めながら、最後まで攻撃の姿勢を貫いたことへも賛辞を送った。

「また、最後までクリーンシートで終えることができたのもよかったですし、その守備ができながらも最後までゴールへ攻め続けることもできました。全体的に選手たちはいい仕事をしてくれたと思いますし、この結果に関して嬉しく思いますけれど、相手の(プレー内容)ことを考えると、この結果に値する内容ではなかったかもしれません」

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