真っ赤な秋の気配…戦国遺構に映える彼岸花、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で見ごろ

一乗谷朝倉氏遺跡周辺で見頃を迎えているヒガンバナ=10月4日、福井県福井市城戸ノ内町

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で、ヒガンバナが見頃を迎え、訪れた観光客らに秋の気配を伝えている。

 同遺跡周辺のヒガンバナは、自生に加え、朝倉氏遺跡保存協会が2001年ごろから数カ所に球根を植えて育てている。特に一乗谷川沿いは、深紅の帯が1.7キロにわたって広がる。

 同協会の岸田清会長(76)によると、今年は猛暑の影響で例年に比べて10日ほど開花が遅く、10月上旬ごろまで楽しめるという。長野県から夫婦で訪れた男性(61)は「遺跡の石仏の雰囲気と合い、他の場所で見るよりもきれいに感じます」と話していた。

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 福井県内は10月に入り朝晩は肌寒い日も。敦賀市は4日の最高気温が24.6度となり6月23日から過去最長の103日間続いた夏日(25度以上)の連続日数は103日間で止まった。福井市は3日に最高気温が24.9度となり夏日の連続日数は102日間となった。

 5日の予想最高気温は福井市22度、大野市20度、敦賀市23度。

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