国安公署署長、香港のリスク指摘

中央政府駐香港国家安全公署の董経偉・署長は、10月1日の国慶節(建国記念日)に合わせて公式ウェブサイトにメッセージを掲載した。3日付香港各紙によると、董署長がメッセージを発表するのは7月の就任以来初めて。董署長は香港が混乱から安定に至り、さらに安定から活性化へ移行する段階にあると述べ、特別行政区の関連部門と協力して「香港版国家安全法の徹底した施行」を図ると述べた。董署長氏はメッセージの中で「中華民族の偉大な復興は不可逆的な歴史過程に入った。香港は混乱から統治と再生への移行段階にあり、香港の長期的な繁栄を維持するが、依然として一連のリスクと課題に直面している」と指摘。国家安全公署は「一国二制度」の方針を断固貫き、特別行政区国家安全保障委員会および関連部門と協力して、「香港版国家安全法」を深く実施し、法律に従って国家の安全を脅かすあらゆる行為や活動を断固として取り締まり、国家主権、安全保障、発展の利益を守ると表明した。

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