福井県内の国公私立の小中学校で2022年度に30日以上欠席した不登校の児童生徒数が1404人だったことが10月4日、文部科学省の問題行動・不登校調査で分かった。福井県教育委員会によると、少なくとも過去10年で最多となった。県教委は新型コロナウイルスの5類移行前だったことから「新型コロナ禍による交流機会の減少などが拍車をかけた」と説明している。
調査によると、不登校の内訳は小学生が441人(前年度比105人増)、中学生963人(同212人増)。県内全小中学生に占める割合は2.34%で全国では最も低かった。県義務教育課は、本年度から県内小中5校に退職教員を支援員として配置するなどの対策を講じており「今後も対策を拡充するなどしていきたい」としている。
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