パドレス・プレラー編成本部長が続投へ メルビン監督の続投も明言

日本時間10月5日、パドレスのA・J・プレラー編成本部長はシーズン終了後のメディア対応を行い、自身が来季も編成本部長兼GMとしてチームに残ること、さらにはボブ・メルビン監督が来季もチームの指揮を執ることを明言した。プレラーとメルビンについては、一部の米メディアが不仲説を報じており、「来季両者が共存するのは不可能であり、メルビンは退団濃厚」との噂も出ていたが、プレラーはそれを一蹴。「ボブは我々の監督だ。今後も我々の監督であり続ける」と語った。

今季のパドレスはメジャー3位の年俸総額でスター軍団を作り上げたものの、82勝80敗の地区3位に終わり、プレーオフ進出を逃した。しかし、ピーター・サイドラー会長は「リーダーシップ・チームを全面的に支持する」との声明を発表。一部メディアで不仲説が報じられているものの、来季もプレラー編成本部長とメルビン監督のコンビがチームを率いていくことが確定した。

プレラー編成本部長は今季の戦いについて「昨季はリーグ優勝決定シリーズまで進出したから、今季はワールドシリーズ出場を期待してシーズンをスタートした。残念なシーズンだったことは間違いない。できると思っていた自分たちの野球ができなかった」とコメント。サイドラー会長は声明のなかで「パドレスは事態を好転させるために必要な変化を遂げる」とも述べており、プレラー編成本部長は手腕を問われるオフシーズンを迎えることになる。

プレラー編成本部長の今オフの最初の仕事は、フアン・ソトとの契約延長の可能性を探ることだろう。ソトは1年後にFAとなるため、トレード放出の可能性も取り沙汰されている。プレラー編成本部長はトレードの可能性を完全に否定することはしなかったが、「我々は何事に対しても『できない』とは言わない。それが我々のやり方だ」と契約延長への意欲も示した。

1年後にFAを控えるソトのほか、ブレイク・スネルとジョシュ・ヘイダーがFAになるなど、プレラー編成本部長は今オフ、難しい舵取りを強いられることになる。豪華なメンバーを揃える一方で、選手層の薄さを指摘する声もあるなか、プレラー編成本部長は来季に向けてどのようなチーム作りを進めていくのか。今オフもパドレスが注目チームの1つであることは間違いなさそうだ。

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