新潟南魚沼市、帝京平成大(東京都)と包括協定 学生のUターン促す

協定書を交わした帝京平成大の冲永寛子学長(左)と南魚沼市の林茂男市長=南魚沼市役所

 新潟県南魚沼市と帝京平成大学(東京都)は、人材育成や健康づくりなど多岐にわたる分野で連携協力する包括協定を結んだ。大学は学生のUターン促進や講演会への教員派遣といった取り組みを通じて、地域活性化を目指す。

 帝京平成大は5学部と大学院などがある総合大学。医療や情報、教育など幅広い人材を育成している。新潟県内の自治体と協定を結ぶのは初めて。系列の帝京大学は2024年度から、新潟県内で働く医師の確保を目的とした「地域枠」を設ける。

 9月28日に市役所で締結式が行われ、帝京平成大学の冲永寛子学長は「地元での病院実習などを促し、南魚沼市出身の学生のUターンを後押しする。データサイエンス分野でも連携し、デジタル人材育成にも貢献したい」と話した。

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