ロシア、機雷で民間船標的の恐れ 黒海で、英政府

 【ロンドン共同】英政府は4日、ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出を阻止するため、ウクライナの港周辺に機雷を敷設し、民間商船を標的にする可能性があるとの情報分析を公表した。

 ロシアは7月に黒海経由の輸出合意を破棄。ウクライナは独自に臨時回廊を設置し輸出継続を目指すが、船舶の安全確保が課題となっている。

 英政府は、ロシアは民間船舶へのあからさまな攻撃を避け、責任をウクライナに押しつけようとしていると指摘。「ロシアの戦術を暴露し、このような事態の発生を抑止するため」に情報分析を公表したとしている。

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