警察庁が総合職で中途採用 幹部候補、多様化目指す

警察庁などが入る中央合同庁舎2号館=東京・霞が関

 警察庁は5日、幹部候補となる総合職に、中途採用で社会人経験者を募集すると明らかにした。従来は社会人歴があっても新卒扱いだったが、民間での勤務年数を加えた年次とみなし、課長補佐か係長級から勤務を始める。サイバー分野や国際的な実務経験がある人などを想定し、多様な人材確保を目指す。

 警察庁によると、受験資格は大卒以上で課長補佐は7年以上、係長は2年以上の経験。募集は若干名で、11月に応募を受け付け12月から警察庁独自の試験や面接を実施する。合格者は来年4月に入庁して警察官か技官となる。

 他省庁では既に実施している。

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