五島にキノコの女王 「ウスキキヌガサタケ」 黄色いマントが特徴!

黄色いマントのような姿が特徴のウスキキヌガサタケ=五島市福江島(上田浩一さん撮影)

 長崎県五島市福江島で、「キノコの女王」と言われるウスキキヌガサタケを、五島自然環境ネットワーク代表の上田浩一さん(53)が9月下旬に撮影した。
 黄色い網目状のマントを羽織ったようなユニークな姿が特徴で、西日本に分布する。高さ10~20センチ程度で、梅雨と秋、主に照葉樹林の地上で育つ。
 マントは柔らかく、数時間かけて広がるが、ピークを過ぎると急速にしぼむ。昆虫に居場所をアピールし、先端部分を目がけて登る昆虫のはしごにもなっているという。

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