長崎くんちを前に、長崎市の認定こども園「ざぼんちゃん」の園児が、演(だ)し物を披露する「お祭りごっこ」が9月30日、浜町のアーケードであった。
地元の伝統行事に触れてもらおうと毎年実施し、21回目。市内に二つある同園の3~5歳児57人が約1時間、アーケードを練り歩き、青龍と橙龍、鯨の潮吹き、川船の四つを披露した。子どもたちが「どんどこすっとんじゃー」のかけ声とともに、小さな身体で演し物を豪快に回すと、保護者や買い物客らは足を止めて見物。大きな拍手と歓声が上がった。
今年から総指揮者の長采(ながざい)をざぼんちゃん浜町認定こども園の池田美保子園長から同園職員の森本遥さん(27)に引き継いだ。森本さんは「声も出ていたし、今までで一番良かった」と園児にねぎらいの言葉を送った。龍を持った西本一進ちゃん(5)は「走るのが楽しかった。次は本物の大きな龍を持ってみたい」と笑顔で話した。
小さな身体で豪快に 園児が演し物披露 長崎・浜町アーケード
- Published
- 2023/10/01 12:00 (JST)
- Updated
- 2023/10/02 13:11 (JST)
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