LRT事故再発防止へ ゼブラゾーンなど見直し検討へ

 宇都宮市でLRTと乗用車が接触する事故が発生したことを受けて、栃木県警察本部と関係機関は4日、事故のあった現場を調査し再発防止策を話し合いました。

 9月17日、宇都宮市陽東5丁目の道路で右折の信号待ちのためゼブラゾーンに止まっていた乗用車のミラーにLRTが接触する事故がありました。LRTの乗客約160人と車の運転手などにけがはありませんでした。この事故を受けて県警や県、それに宇都宮市の関係者など約20人が4日、再発防止に向けて事故現場の状況などを調査しました。

 県警によりますと、ゼブラゾーンに進入することは道路交通法の違反にはあたらないものの、安全のために基本的には進入しない方が良いといいます。

 また、ゼブラゾーンとレールの間にある幅60センチの白線は、LRTの走行エリアの一部だということで、車が通行した場合LRTと接触する危険があるということです。

 調査のあとに開かれた対策会議では、LRTのレールを含む走行エリアと車道を明確に区分するために道路標示を見直すことなどで一致しました。

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