コーヒーに感謝 松浦・今福神社で神事

「珈琲感謝祭」の神事で、コーヒー豆を神前に供える早田宮司(右)=松浦市、今福神社

 長崎県松浦市今福町の今福神社(早田伸次宮司)で1日、「珈琲(コーヒー)感謝祭」があり、参拝者たちが日本をはじめ世界各地で親しまれている飲み物コーヒーに感謝をささげた。
 江戸時代に欧州から長崎・出島に伝わり、明治以降、全国に普及。世界一の生産国ブラジルでは10月1日から出荷が本格化することから、全日本コーヒー協会が1983年、コーヒーの国際機関が2014年に10月1日を「コーヒーの日」と定めた。
 今年で5回目となる感謝祭は、市内外の有志でつくる「コーヒーの日」を祝う会(福井崇大会長)が主催。約50人が参列し、神前にコーヒー豆を供えるなどの神事を執りおこなった。境内に出店した市内5店舗のコーヒーや菓子の味なども楽しんでいた。
 早田宮司は「この感謝祭はいつでも自由にコーヒーが飲めるよう今後の平和も願っている。神社に足を運ぶきっかけにもなれば」と話した。

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