証券投資の日「新NISAで機運高まる」

10月4日は「とうし」の語呂合わせにちなみ、日本証券業協会が定めた「証券投資の日」です。協会は「新たなNISAも始まるため証券への機運が高まっている」と、期待しています。

多くの人に証券投資への関心を持ってもらおうと、「証券投資の日」を記念したイベントが開かれ、タレントの丸山礼さんや証券業界の関係者による、証券投資に関する知識にまつわるクイズなどが行われました。

主催者:「正解は長期で行うということ、分散して行うということ、積立で行うということ」

主催者は証券投資の必要性を知ってもらい、将来の資産形成につなげてほしいと呼びかけています。

日本証券業協会 鈴木本部長:「来年から新しいNISAが始まるという話もありますし、ますます証券投資に対する機運というかそういったものが盛り上がってきてるのかなと。(NISA制度が)大きく拡充されますので、普及推進活動を証券業界として積極的にやっていきたいというふうに考えております」

今後はラッピングされたキッチンカーで都内を巡回するなど、都民の投資意識の向上に努めるとしています。

貯蓄から投資への促進を掲げ、岸田政権の「資産所得倍増プラン」の目玉政策となっている「新しいNISA」制度ですが、何がどう変わるのでしょうか。

「NISA=少額投資非課税制度」は、2014年にスタートした、投資で得た利益に税金がかからないというもので、今年6月末時点で、NISAの口座数は、約1941万口座で、買い付け額は32兆円を超えていて、この金額が投資に回っていることになります。

このNISAは現在、「一般」と「つみたて」の2種類ありますが、来年から、これが1本化される形の「新しいNISA」が始まります。現行との変更点としては、年間の投資出来る額が増え、非課税分の保有限度額が最大1800万円に拡大し、その期間も無期限になるなど、より長期の資産形成に向いた制度改正となっています。

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