西九州新幹線開業1年記念 「かもめ」輸送 動画データ販売 JR九州、12月25日まで

西九州新幹線「かもめ」のNFT。写真は陸揚げの様子(提供写真)

 JR九州は、西九州新幹線「かもめ」が9月23日で開業1年を迎えたことを記念し、数量限定でデジタルデータのNFT(非代替性トークン)を販売している。開業前から現在までの「かもめ」の貴重な瞬間5種類が購入できる。

 海上運送、陸揚げ、車両基地、陸上輸送の4種類は動画かスライドムービー形式、「かもめ」(車両)と「Tシャツきっぷ」は静止画形式で販売する。各50個で1100~5500円。販売期間は12月25日までで、なくなり次第終了する。

 「かもめ」と「Tシャツきっぷ」のNFTは、9月23日限定で西九州新幹線の各駅乗り放題切符として使えた「Tシャツきっぷ」の実物がセットになっている。1個3300円。「Tシャツきっぷ」は1万枚のうち約6800枚を売り上げ、JR九州の古宮洋二社長は9月下旬の定例会見で「街中でも非常に目立って話題を呼んだのではないか。いいイベントだった」と振り返った。

 5種類全てを購入すると、「開業1周年スペシャルかもめNFT」が後日もらえる。利用者との多様な接点をつくり、新しい価値や九州の楽しみ方の提案を目指すJR九州NFTプロジェクトの一環で実施している。(草野杏実)

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