バイルス復帰の米国圧勝 体操の世界選手権

女子団体総合決勝 シモーン・バイルスの床運動=アントワープ(共同)

 2016年リオデジャネイロ五輪4冠のバイルスが3大会ぶりに復帰した米国は強かった。試合直前にロバーソンが右足首を負傷して欠場したが、バイルスが床運動で異次元の15点台をマーク。「焦りもあったが何とかやり遂げた。このチームを誇りに思う」と笑みを浮かべた。

 26歳のバイルスは21年の東京五輪で心の健康を理由に一部の演技を見送り、それ以降離れていた競技会に今年8月に復帰した。世界選手権の金メダルは単独最多を更新する20個に到達。今大会も話題を独占しそうだ。(共同)

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