スロベニアは共有型タイプCへ 万博、タイプA断念2カ国目

 25年大阪・関西万博に出展するスロベニアは5日、パビリオンを自前で建設する「タイプA」を断念すると明らかにした。日本国際博覧会協会が建てる施設を複数の国・地域で共有する「タイプC」に移行する。政権交代や自然災害により予算確保が困難になったと説明している。タイプA建設断念は、アンゴラに続き2カ国目。

 タイプAは独創的なデザインで万博を彩る存在だが、建設の遅れが目立っている。万博に参加する150超の国・地域のうち、当初のタイプA希望は56。協会の働きかけにより、デザインを簡素化し、協会が建設を代行する「タイプX」への移行に約10カ国が関心を示している。アンゴラは移行を決めた。

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