マイナ保険証利用呼びかけ 厚労相らキャンペーン

マイナ保険証の利用を呼びかけるポスターを手にする武見厚労相(右から2人目)ら=5日午後、厚労省

 武見敬三厚生労働相は5日、日本医師会の松本吉郎会長らと面会し、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」の利用を促していくことを確認した。利用率が低下傾向にある中、公的医療保険の運営団体とも連携し「『マイナ保険証、1度使ってみませんか』キャンペーン」との名称で、普及を呼びかけていく方針。

 武見氏は「(マイナ保険証の)メリットをより多くの患者、医療現場に実感してもらうことが重要だ。普及啓発を進めていく」と語った。厚労省は、患者がマイナ保険証を使うと、医師は同意を得た上で薬の処方歴などを確認できるため、適切な治療につながる利点があるとしている。

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