ビッグモーターが和解 解雇の整備士に解決金

中古車販売大手ビッグモーターの看板=7月、東京都内

 中古車販売大手ビッグモーター(東京)の茨城県内店舗に勤務していた車両整備士の30代男性が、上司の個人的な感情で解雇されたとして同社に約450万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は5日、東京高裁(手嶋あさみ裁判長)で和解が成立した。男性側の代理人弁護士によると、同社側が解決金約486万円を支払う。一審水戸地裁判決は不当解雇だとし、請求通りの賠償を命じていた。

 一審判決によると、男性は2015年に同社と労働契約を締結し、修理工程管理などを担当した。男性の後に着任した工場長は「従業員は男性の指示に従うことが多く、自分の意見は聞いてもらえない」と感じ、その旨をマネジャーに伝えた。

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