闇バイトで脅迫文貼った段ボール箱を置いた女に猶予判決/岡山地裁【岡山市】

今年6月、JR岡山駅などに脅迫文を貼った段ボール箱を置き、威力業務妨害の罪に問われた女に、岡山地方裁判所は10月5日、懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
倉敷市福島の無職弓場晴菜被告(21)は今年6月、何者かと共謀の上、JR岡山駅や岡山市役所など県内6カ所に、金銭を要求する内容の脅迫文を貼った段ボール箱を置き去り、業務を妨害した罪に問われていました。
これまでの公判では、弓場被告が多額の借金に困窮し、高額な報酬を目当てに闇バイトに応募したことが明らかになっていました。
吉田真紀裁判官は判決理由で「闇バイトに応募した動機及び経緯は短絡的かつ身勝手で酌量の余地はなく、社会に与えた影響は大きい」と指摘した一方、反省の態度を示している点を考慮しました。
弁護側によると、被告に控訴の意思はないということです。

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