ジャニーズ性加害問題当事者の会、東山社長とジュリー氏から謝罪受ける 3日に面会「一つの目的達成された」

ジャニーズ性加害問題当事者の会が5日、公式ホームページを更新し、ジャニー喜多川氏(19年死去)による性加害問題をめぐり、3日にジャニーズ事務所の東山紀之社長(57)、前社長の藤島ジュリー景子氏(57)と都内で面会したことを明らかにした。

同会の平本淳也代表(57)、石丸志門副代表(56)は4日、国会内で立憲民主党が開いた「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した際、記者団にジャニーズ事務所関係者と面会した事実を認め「詳細はホームページで発表します」としていた。

「ジャニーズ事務所との面会について」と題した報告文では、当事者の会メンバー12人が、同事務所の東山、ジュリー氏ら6人と初回の話し合いの場を持った。「認定と謝罪の場」の意味合いがあったといい、東山は「喜多川氏の性加害について事務所としてちゃんと謝罪させて頂きます」と謝罪した。

ジュリー氏も「本当に長い間、ご苦労されたかと思いますが本当に申し訳ございませんでした。きのう(2日)記者会見をやりましたけど、今後の取り組みについて皆さんも見ていただいたと思うのですが、改めてちゃんと説明させていただきたい」と続いたという。

当事者の会は「長くも短い、短くも長い時間と多くの労力を駆使してたどり着いた一つの目的が達成された瞬間でもあります」としながらも、あくまで第一回目』のミーティングだと強調。

「『認定と謝罪』がなされたひとつ目の大きな目的が達成されたましたが、課題はまだ多く残されておりますので、二回目、三回目とこの後に回数を重ねながら多くの被害者が救済されることを目的に提案や提言などもって要請を続けて参ります」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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