イチゴの新主力「とちあいか」出荷始まる 24年産、大粒で出来よく 鹿沼から大田市場へ

県内初出荷となったイチゴ「とちあいか」=5日午後3時5分、鹿沼市奈佐原町

 2024年産(23年秋~24年春)の県産イチゴ「とちあいか」の出荷が5日、始まった。鹿沼市の生産者が同市奈佐原町のJAかみつが南部営農経済センターに搬入した。6日、東京都中央卸売市場大田市場で競りにかけられる。

 出荷したのは、24年産からとちあいかの栽培を始めた同市油田(あぶらでん)町、農業小曽根正雄(おぞねまさお)さん(76)。大粒の2Lサイズなど計36パック(約9キロ)を搬入し、同JA職員らが色や形などを検査した。

 夏場の猛暑の影響が心配されたが、ハウス内を冷却するなど温度管理に努めたという小曽根さん。「大粒で出来が良く、出荷できてほっとしている。甘くておいしいので、ぜひ生食で食べてほしい」とうれしそうに話した。

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