万葉まつりへ街を清掃 高岡、6日開幕

ドラえもんの銅像の汚れを落とす参加者=高岡市のウイング・ウイング高岡

 第43回高岡万葉まつり(高岡市、富山新聞社などでつくる実行委員会主催)は6日、高岡市の高岡古城公園などで開幕する。関係者が5日、市中心部の清掃活動や公園の会場設営などに取り組み、観光客らを迎える準備を進めた。

 市中心部では、クルン高岡とウイング・ウイング高岡、御旅屋セリオ、市の関係者約40人が一斉清掃に励んだ。参加者はウイング・ウイング高岡広場公園にあるドラえもんの銅像をタオルで拭いて汚れを落としたり、路上のごみを拾ったりして環境美化に努めた。

 高岡万葉まつりのメイン行事「第34回万葉集全20巻朗唱の会」の会場となる高岡古城公園では関係者が案内看板を設置し、7、8日に東洋通信スポーツセンターで行われる芸能発表のステージ設営などを行った。

 朗唱の会は昨年に続いて特設舞台での朗唱と、動画朗唱を組み合わせた「ハイブリッド型」で実施し、8日まで3日間かけて全4516首をリレー方式で歌い継ぐ。軽食・屋台村コーナーや園内通路をキャンドルで飾る「燈火(ともしび)の路(みち)」などが4年ぶりに復活する。

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