〈アジア大会〉「七尾の誇り」地元エール 赤穂バスケ「銀」

赤穂選手にエールを送る児童や保護者=七尾市田鶴浜体育館

 赤穂ひまわり選手の地元である七尾市では、家族や市民が固唾(かたず)をのんで試合の行方を見守った。

 小学生時代に練習場所の一つだった田鶴浜体育館では、地元のミニバスケットボールチームや保護者の約30人が応援し、赤穂選手がボールを持つたびに「がんばれー」「よっしゃー」などと歓声を上げた。

 男子チーム・田鶴浜ヒート主将の山元寛稀君(12)は「パリ五輪でも頑張ってほしい」と地元スターの今後の活躍に期待し、女子チーム・田鶴浜クレーンズの内山翼さん(12)は「赤穂選手のような選手になりたい」と話した。

 市バスケットボール協会の長野真一会長(66)は「感動を届けてくれた。七尾の誇りだ」とたたえた。赤穂選手の母久美子さん(51)は「疲れがあるだろうが最後まで走りきってほしい」と娘にエールを送りながら自宅でテレビ観戦した。

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