阪神大震災映像をデジタル化 家庭のビデオテープを変換

防災学習施設「人と防災未来センター」に設置された震災ビデオ変換ラボ=9月、神戸市

 神戸市中央区の防災学習施設「人と防災未来センター」が、1995年の阪神大震災当時に家庭用ビデオで撮影されたVHSテープの映像などをデジタル化し、保存する取り組みを進めている。家庭に残された震災の映像記録を貴重な資料として後世に伝えるのが狙いで、プライバシー面を考慮した上でインターネット上で公開する予定。

 施設に今年9月から「震災ビデオ変換ラボ」を設置。震災当時主流だったVHSテープや8ミリビデオを再生する専用の機器が置かれ、機器につなげたパソコンを操作するとデジタルデータに変換、保管される。データは持ち込んだDVDやUSBメモリーなどに移して持ち帰ることもできる。

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