京都府南丹市園部町のるり渓高原やぎ牧場でこのほど、飼育するヤギと触れ合える「るり渓収穫祭」が開かれた。家族連れが餌をあげたり、柔らかい毛並みを触ったりして楽しんだ。
ヤギ約40頭を育てている「るり渓やぎ農園」や、牧場経営を手伝う障害福祉事業所「しぜん塾やぎ農園」でつくる実行委員会が4年ぶりに企画した。
子どもたちは手に餌を載せ、恐る恐るヤギに与えていた。駆け寄ってくるヤギには驚きつつも、優しく頭をなでていた。両親と訪れた同町の女児(5)は「触ると温かくて気持ちいい」と笑顔で話し、弟(4)も「ちょっと怖かったけど楽しかった」と喜んでいた。
会場には同牧場のヤギ乳で作ったチーズやヨーグルトなどの乳製品、地元産野菜を売る屋台が並んだ。馬頭琴の演奏や風船アートも披露され、多くの来場者でにぎわった。