「初恋の人の名前」覚えてますか? "もの忘れ"をしにくい県 栃木県が上位に

 大手製薬会社が行った「もの忘れ」に関する調査で、栃木県が全国で最も「もの忘れ」をしにくい県の一つだという結果が発表されました。

 この調査は、塩野義製薬の子会社で製薬会社のシオノギヘルスケアが、全国の40代から70代の男女5640人を対象に行ったものです。

 「きょうの朝ごはんは?」「実家の住所は?」などの15項目のうち忘れてしまったものを回答する調査では、「小学校1年生の担任の先生」「初恋の人の名前」「過去に交際した人の名前」の3つの項目で栃木県は全国で忘れた人が最も少なくなりました。「小学校6年生の時のクラス」では全国で4番目に少ないという結果でした。

 こうした背景として、栃木県では手や指を動かしたりクイズを解くなど脳に刺激を与えて活性化させる「脳活」を積極的に実践している人が60.8%にのぼり、全国で最も多くなりました。

 有識者は、真面目で堅実な県民性や、人からどう見られているか気にする性格も関係しているのではないかといった見解を示しています。

 シオノギヘルスケアでは「この調査が『脳活』を始めるきっかけになることを期待している」と話しています。

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