万博の会場建設費、近く公表へ 経産相「遠くない将来」

2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲=9月1日、大阪市

 西村康稔経済産業相は6日、2025年大阪・関西万博の会場建設費の増額規模が近く公表されるとの見通しを示した。閣議後の記者会見で「日本国際博覧会協会に精査を急ぐよう要請しており、遠くない将来に内容が出てくる」と語った。

 会場建設費を巡っては、資材価格や人件費の高騰の影響で、上振れが避けられない状況になっている。西村氏は万博協会の報告内容を国として精査した上で「必要があれば自治体、経済界で協議したい」と述べた。

 関係者によると、協会側は会場建設費が現在の1850億円から450億円上振れし、2300億円程度になるとの見通しを国などに示した。

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